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期間限定-熊野古道入口「滝尻茶屋むすひ」にて展示

田辺市の皆さんからご提供いただいたレシートを使用して制作したコミッションワーク作品が期間限定で展示されます。


萌ゆる部屋の微笑み#4 熊野古道

この作品は期間限定2024年12月20日まで和歌山県田辺市 熊野古道入口「滝尻茶屋むすひ」にて展示中です。

※展示期間は予告なく変更される場合があります。


《萌ゆる部屋の微笑み#4

シリーズ名:mirrorge

サイズ:910×910mm

制作年2024年

素材・技法:木製パネルにアクリル、レシート、トナーインク、パラフィン、ダンマル樹脂、蜜蝋のコラージュ


mirrorgeシリーズコンセプト

この作品では、日本全国集めたレシートの情報をもとに、架空のイメージを作りました。ここでいう架空とは「理想」のようなものです。私たちは見たいものを見て、信じたいものを信じます。それらが、さもオリジナルであり、理想なのではないかと。しかし、理想とは対に現実を映し出すのが、レシートではないだろうかと考えています。捨ててしまうようなレシートには無意識や真実が記録されているからです。私たちの生活ログが垣間見えるレシートで世界で最も見られている理想を作り上げました。

僕は問いかけたいです。私たちが大事にしている理想とは、いったい何なのか。理想は、誰かの時間や記憶であり、誰かが作った言葉や物語の集合体に過ぎないんじゃないか。人はそうして積み重ねてきたイメージが、理想を、アートを、社会を形取っているのではないか。


そして、私たちは考えなければならない。レシートを捨てるということは、記憶や資源をおざなりにしているのではないかということ。この作品は感熱紙特有の劣化を防ぐための加工を施しています。いつか紙のレシートがなくなる未来で、アートの理想はどのように映っているのか、文化的資料として残すことも意図としています。


この作品は2024年1月6日16:00〜

MBS「20秒後に買いたくなるアート」内オークションにて¥2,400,000で落札された作品の同シリーズです。



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